卒論

面談はしたものの、思っていた通りのことを言われてあっさり再面談(まぁこちらからお願いしたのですが)となりました。トピック云々の問題ではなく、「論文をどう書くか」というところに関して、自分には大きな問題があるようです。


端的に言うと「どういうアプローチで何を対象として分析を行い、何を主張したいのか」という論文の構造の内、アプローチの方法に関するアイディアが皆無です。大昔にアメーバに書きましたが、武器がない。あるいは、武器いろいろと持っているはずなのに、それを武器と認識していない、使い方を知らないということです。I先生とかY先生とかの授業をとっておくべきだったという感じです。なお主張(=仮説)に関してですが、まぁ所詮は卒論なので、このレベルをムダに高くすると論証できなくて玉砕ということにもなりかねないため、今精緻化してもしょうがないかなあと考えています。


卒論は、悪魔的に頭がよくない限りは、ある程度くみしやすいテーマや主張を設定して、大したことがいえなくてもいいから論証の過程を緻密にする方が大事なんじゃないかなという気はします。きちっと論文を書いたことのない身でこんなことを言っても説得力はありませんが、確か「卒論必携」にも同じようなことが書いてあったように思います。まあ今日先生に言われたことでもあるのですが。


いまさら愚痴るのは本人の馬鹿さ加減の表れに違いありませんが、大学入学後の極めて初期の段階で、学問におけるアプローチの方法や論文の書き方をもっとゴリゴリやってもいいような気がします。無論その時に完ぺきである必要はなく、とりあえず「何これめんどくさい」と思わせつつも、これから挑もうとしている世界の最低限の「秩序」をとりあえず知っておいて損はないでしょう。


追記:たまーに読んでるブログに教訓的なエントリーがありました。卒業予定者の皆さん、資料&史料に溺れないように気をつけましょう。


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